忍び寄る影再び

 今日色々あって疲れ切った私は、境界線上のホライゾンを読む気力も感想を書く気力もなく眠りの世界へと旅立とうとしていた。

 疲れが見事に出まくった私は景気良く眠りの世界へ辿り付く筈だった。

 そう、部屋の電気を消した瞬間にデカイ羽音と共に私に向かって確かな質感を持って体当たりしてくる存在がいなければ。

 ・・・・・・ガクガクブルブル・・・・・・

 ま、まさ・・・か、私の大っ嫌いなあの黒くて艶のある飛ぶと苦手な人によっては気絶するかもしれないあの存在が私の下半身にくっ付いているというのか。

 顔面を蒼白にし、混乱が絶頂に達し、跳ね起きて全力で部屋から逃げ出した。

 部屋は暗かった上に、私は寝るために眼鏡を外していたため、ハッキリしない存在に震えるしかなかった。

 そしてふと私の下半身を見るとそこには・・・・・・


 見事なカナブンがくっ付いていたそうな。


 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \