またまた大切なお知らせがあります
■ ズバリ
吹奏楽界から引退します。
中学時代からやってもう10年近いお付き合いをしてきましたが、ここに終了を宣言します。
理由は色々とあります。
■ 時間がない
社会人になってからのことを考えると練習にかけるあまりにも時間がありません。
最近の景気のことを考えると、夜遅くまで働くことはきっと当たり前のこととなるでしょう。きっと練習時間が安定して取ることは難しくなってきます。
そして夜遅く演奏することは当然近所迷惑となります。あまり遅い時間に音を出すことは出来ないのです(まあサイレントミュートやら簡易防音室でも用意すれば話は別ですが)。
休日は今後ラノベに費やす予定なので、私にはさらなる時間を捻出する自信がないのです。
■ 実力が保てない
時間が取れないことと関係してくるんですが、事吹奏楽の世界において自分の実力を保つのにかなりの継続的練習を必要とします。
何故継続的に練習する必要があるのかと言うと、演奏することに必要な唇の筋力が落ちてしまうからです。
この筋肉は普段の生活では絶対に使われることのない筋肉のため、練習をしなければ筋力は当然落ちます。存外にあっさりと。
筋力の衰えは自分の実力の衰えに直結するといっても過言ではありません。練習しない期間が長ければ長いほど、自分の音質は落ち、音域も狭くなり、自分のしたい演奏からは遠ざかってゆきます。
なので社会人でやるならば他の趣味を全て捨てる位の気持ち(私の場合ですが)でやらなければ自分の実力を保つことは困難なのです。
■ 場所がない
これも時間が取れないことと関係しているんですが、自由に音を出せる場所というのは限られています。
これに時間の制限を加えるとさらに演奏場所がありません。スタジオは費用が馬鹿になりませんからね。
田舎なら話は別なんですけどね(多分)。
■ 経済的理由
単純に言えば諸経費が結構掛かるんです。
楽器の維持費事態はそれほど問題ではありません(故障すれば別です)が、単純に団体に所属することが大変なのです。
細かいことは言いませんがなかなか大変ですよ。先に上げたスタジオ(練習場所)の費用……とかね。
私の場合はマイ楽器がないことも原因の一つなんですけどね。楽器は高いよ!*1
■ とまあ
色々言いましたが、一番の理由はやはり時間が無いことによる実力の維持が不可能なことですね。
4回生になってから忙しくてなかなか練習に参加する時間が取れなかったんですが、それでみるみる自分の実力が落ちて行ったことがわかりましたね。
今の実力は全盛期からすればもう半分以下でしょう。さすがにここから上げる気力はもうないです。
■ とはいえ
私は吹奏楽が嫌いになったわけではありません。むしろ好きです。
最近卒論のために部に顔を出せていなかったのですが、ある時本番前日に差し入れを持っていったついでに在学生の演奏を聴かせて貰いました。
そして合奏を、生の音を聴いたとき、ああこれはヤバイと思いました。涙が……零れそうになったのです。
もちろん今でも吹奏楽曲を聴かない日はほとんどありません。ほぼ毎日MP3プレイヤーで聴いています。
しかしやはり生の音は違います。感動のあまり心が震えるようでした。
やはり私は吹奏楽からは離れられないんだなとこのとき思いましたね。
■ というわけで
私は演奏からは引退しますが聴き手にまわることだけはやめません。
もう誰かと共に演奏するということはなくなるでしょうが、これからも吹奏楽と付き合っていくことでしょう。
……お金は凄く掛かりそうですけどね(CD購入的なお話)。
*1:品質を無視すれば超安いんですけどね……