不幸ここに極まれり
■ スノボ旅行
先日、私は友人と共に3泊4日のスノボ旅行に行ってきました。
行き先は長野県にある白馬岩岳。久々のスノボだったので滑り方を忘れていて不安だったんですが、楽しみにしていました。
それが、不幸の始まりだと気付かずに……
■ バッドコンディション
そう、私(達)はバスを降りるまでそのことに気付けなかった。
バスを降りたその時、この旅行に文字通り暗雲が立ち込めていることにようやく気付いたのだ。
それは普通このシーズンの雪山では見かけない光景。
降りしきる、雨。
そして悲劇は幕を開ける。
■ 実際に起きていた事態その1
予定よりも1時間以上早くバスが目的地についてしまったので(7時着のところなんと6時)、周りが何も見えない上、傘を持ってきているのがたまたま私だけという状態。
お陰で行動しづらい上に雪が降っているよりも寒い。
雨の上に雪=?
■ 実際に起きていた事態その2
私(達)が行ったその日は雨が降る以外にさらに悪いことが起こっていた。それは
気温の高さ。
なんの恨みがあるのかは知りませんが私たちがいった日取りに合わせるように気温が高くなっていたのです。
気温が高い+雨が雪の上に降る=??
考えるだけで嫌な予感は止まりませんが、悪夢は留まることを知りません。
■ 実際に起きていた事態その3
そのときの雪の状態。それがなんと
新雪。
新雪なので当然ふわふわして柔らかくて溶けやすくて足もズボズボはまります。
新雪+気温が高い+雨が雪の上に雨が降る=???
■ 1+2+3
そしてその答えは目の前に広がっていた。なんと、
道路が川になってました。
……当然雪が溶けて出来た川なので死ぬほど冷たいです。そしてその高さは足首まであったのです。
つまり道路上を歩くということは死ぬほど冷たい水が靴を通り抜けて足に入り込んでくるということです。
しかし、雪上を歩くことは出来ません。何せ新雪が積もってますから、下手にその上を歩くと足首以上に雪が埋まります。そして雨で溶け出した雪水が足に……
つまり迂闊に動けないということですね。しかし、いくら地図を持っているとはいえ見慣れぬ土地で不安覚えますし、しかし雨で体が冷えてしまう状況で室内に入らないという選択肢は厳しいです。
そこで暗くて周りの光景が光景が全くわからなかったので、唯一傘を持っている私が周りの状況を確かめにいったんですが……最初は暗すぎてこの状況に気付けなかったんですよね。
必死こいて歩きにくい雪上を歩いてどうにか道路についた一歩目、すでにそれは地雷でした。
ボチャ
そしてその瞬間私は諦めの境地に達しました。これは避けられないどうしようもない事実なのだと。
それから足が冷えて冷たいのを心頭滅却の境地に放置し歯を食いしばって雪上よりは歩きやすい川となっている道路の上を歩き始めました。それも2回も。
何故2回も行ったのかというと、一度目は旅館の位置の確認。そして二度目はレンタルショップの位置の確認。
どちらもバスを降りて雨宿していた場所から見るとちょうど正反対の方向にあり二度行かざるを得なかったのです。
そうして私の足は氷のように冷たくなったのでした\(^o^)/
何時まで経っても雨が降り止まなかったので、仕方がなかったですがお金がかかってでもアーリーチェックインをすることになりました。
そうすることで私たちはようやく一息付けたのです。しかし……
■ 降り止まない雨
先に結論から言っておくと私たちがここに来てから帰るまで一度も雨がやむことはありませんでした。
……つまり、雨の中でスノボをせざるを得なかったのです。
雨が降っているので状況は色々最悪です。
- 雨のせいで雪が重い。
- 雨のせいで帽子を通して雨が染み込んでくる。
- 雨のせいでコケた時のダメージが大きい(直接的にも間接的にも)
- 雨のせいで滑っている時以外の時間が辛い。
なんという踏んだり蹴ったり。体力の消耗も想像以上に激しく、わずか数時間しか滑っていないにも関わらずみんなも限界だったので早々に旅館に帰ることになりました。そう、明日も雨が降り続くことを知らずに。
夜は飲めや騒げやの大騒ぎ(声は迷惑なので出してませんが)でそれなりに楽しめましたが、その翌日の絶望感といったらなんとも言えませんでした。
ついに無気力となったみんなはスノボ旅行の予定を大幅に変更してみんなで馬鹿騒ぎをしようということになりました。
それも楽しめましたが、ははスノボ意味ねぇ……
そうしてスノボ旅行?は終了したのでした……