Baby Princess(1)

Baby Princess〈1〉 (電撃文庫)

Baby Princess〈1〉 (電撃文庫)

 勢いで買ってみた。

■ ストーリー
 ばーちゃんが死んだ――

 親を早々に亡くし、祖母も亡くし、天涯孤独の身の上となった陽太郎は住むところも行く宛ても失った。

 私立に通っていた彼は、もう在学を継続することも叶わない。

 強く在りたい。そう願った彼は、部活の剣道で中学最後の試合に臨もうとしていた。

 相手は強豪――しかも女子の身でありながらあまりの強さに副将として在籍している天使ヒカルだった。

 陽太郎は必死になって戦ったものの、健闘も虚しく敗れてしまう。

 やはり自分は弱かった――そう思いながら試合終了後に顔を洗っていたとき、何故か彼女から声が掛けられた。

 「ちょっと、来て欲しいところがあるんだけど」

 果たして、彼は言われたところへと向かった。

 そこで彼女に気に入られた陽太郎は思わず自分の身の上話を彼女にしてしまう。

 それに何かを感じた彼女は彼を放ってはおけず、気付けば陽太郎は彼女の母親が経営するオフィスビルに連れらていた。

 そこで彼女は母親とそこに居合わせた海晴にとんでもない事を言い放った。

 「ウチに来てもらおうと思って」

 とんでもないこと言ったにもかかわらず彼女の母親はなんと了承してしまう。

 しかも、彼女の家はなんと19人もの姉妹がいて――

 電撃G'sマガジン連載中、19人姉妹と陽太郎が贈るギャルゲー・・・・・・もといラブコメディです(多分)。

■ 19人姉妹
 天使家に父親はおらず、変わりに19人の姉妹がいます。

 上から海晴、霙、春風、ヒカル、蛍、氷柱、立夏、小雨、麗、星花、夕凪、吹雪、綿雪、真璃、観月、さくら、虹子、青空、あさひ。

 しかも、全員1歳差で、十九女のあさひは0歳。

 これは・・・・・・いろんな意味で危なそうですね(笑)

 パッと見ではやっぱりギャル(ry

■ しかしまあ
 大人数の姉妹ですが、しっかりとした個性を全員が持っておりなかなか楽しませてくれます。

 しかし、これだけの登場人物を全員活躍させるってなかなか大変そうですね。

 どっからどうみてもギャ(ry

■ どうでもいいんですが
 陽太郎の苗字がどこにも見当たらないってどういうことだ。

 苗字のない陽太郎が不憫でなりません。

 やっぱりギ(ry

■ 優しい時間
 天涯孤独の人間に家族が出来ること。それは何よりの幸せだと思います。

 何気ない日常も、慌しい日常も家族と過ごせることが一番ですね。

 新しい世界は彼に何をもたらすのでしょうか?

■ 評価として
 星3.5です。まあ、始まったばかりです。これから先を読んで今後を判断するとしましょう。

■ ちなみに
 私はストレートなラブコメディは苦手です(だったらなんで読んだんだって話ですね)。

 別に好みじゃないとかそういうわけではないのですが、何か気恥ずかしいですね(もう年なので)。

 まあ、愛憎が混じってないと面白みがないと考えてしまう私の好みの問題かもしれませんが。

 si-ta001さんはなんか好きそうな感じがします(多分)。

■ ちなみに part2
 ばーちゃんが死んだ。というフレーズを見て『天使の梯子』を思い出したのは秘密です。

天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)

天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)

 いつかは一般小説の感想も書こうかなぁ。

 感想リンク