コピーフェイスとカウンターガール(2)
- 作者: 仮名堂アレ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/03/19
- メディア: コミック
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■ ストーリー
平良良平は受験勉強に煮詰まっていた。
そんな折、大学生となった早川早苗から大学祭を見に来ないかと誘われる。
不吉な予感はしたものの、なんだかんだで早希と行くことになったのだが・・・・・・
■ うん
前回より断然面白くなってますね。
前回のような不自然さもなくとてもいい感じのラブコメディとなっております。
■ まあなんというか
早苗がぶっとんで、良平がツッコミ、早希が冷静に状況を分析するという見事な連携で楽しませてくれます。
状況:早苗が今住んでいるアパートを訪ねたときのこと
「汚いですね。予想はしていましたけど」
正直な感想を述べると、早苗先輩はしたり顔で指を振った。
「次のエリアに入っても、まだそんな余裕が保っていられるかなー?」
通路の端では早希が無言で立ち止まっていた。
僕は彼女の横に並んでリビングの中を眺めた。
「こ、これは泥棒・・・・・・?」
にわかにはそこで人が暮らしているとは信じがたかった。ちょっとやそっとの乱れようでない。いったい何度、この部屋の中の重力は反転を繰り返したのだろう。そんな非科学的な現象さえ考えてしまいそうなほどの散らかりようだった。
「いえ、これだけ根掘り葉掘りひっくり返す泥棒なんていませんよ。泥棒ならもっとスムーズに仕事を行なうものですから。つまり、これはすべてサナ姉の仕業です」
なんてバランスのいい連携のとれたチームワーク。感動した。(なんか違う)
というかそんな部屋、死んでも見たくないです。ハイ。
■ なんというか
いたってわかりやすい好意を示すことがあまりないのでわかり辛いかもしれませんが、そここそがこの話のミソです(多分)。
別にテキトーに書きたいわけではありませんが、わかりやすい例を出しにくい(ネタバレになるかも)のでなんとももどかしいですね。
■ コピーフェイスの活躍
コピーフェイスの驚くべき応用力が発揮されます。これは便利。
ただこんなことが世の中があったら嫌過ぎです。ていうかチートです。
世にも奇妙な物語といい勝負している、かもしれません。(まあ、前巻でも言える事ですが)
■ カウンターガールの一撃
今回も見事なカウンターを決めてくれます。
内容は読んでからのお楽しみです。
■ 評価としては
星4つといったところです。前回に比べると随分まとまっていて物語の完成度が上がっていい感じですね。
もう少し大きく関係が動けば面白いのになぁとは思いますがそれは次巻に期待ですね。
■ どうでもいいんですが
全然作品の紹介が出来てないような気がしてきた今日この頃です。また追記するかもしれません。