ANGEL+DIVE CODEX(1) HYPERMAIDEN

ANGEL+DIVE CODEX (1) .HYPERMAIDEN (一迅社文庫 し 1-4)

ANGEL+DIVE CODEX (1) .HYPERMAIDEN (一迅社文庫 し 1-4)

 ANGEL+DIVEの続編ですが、この作品から読んでも問題なさそうなので書いちゃいます。

■ ストーリー
 2004年千葉県菱川市。高峰すずと春日輝虎は、2人の少女に接触を図ろうとしていた。

 彼女たちの名前は相原奈々と雛見香耶。

 彼女たちは体にある異変が起こっていた。

 その異変は彼女たちがもう日常に帰れないことを意味していた・・・・・・

 高峰すずと春日輝虎は自身の同類かもしれない彼女たちが手遅れになる前に保護しようと動き始めるが、すでに物語は動き始めていた。

 彼女たちを狙う自分達と敵対している組織"イコン"から彼女たちを守るために動き始める・・・・・・

■ すでに
 前作から15年が経過し、もはやエンジェルダイブの存在はその道を行くものにとっては当たり前の事象となっているようです。

 水面下で燻っていた者たちが動き出し、すでに組織が形作られているようです。

 燻った闇が光に当たるとき、悲しい物語が幕を開けます。

■ ディジェネレーター
 自分の尊厳を守るために彼らは争います。

 ある者は自分の存在理由を見出すために。

 ある者は自分を寂しさと孤独から身を守るために。

 ある者は自分にとって大切となったものを守るために。

 ある者は自分が自分であるために。

 何と争っているのかもわからず、ただ後悔しないために――

■ 意味深なことを書いてますが
 これは非現実な点を除けば一般的にあるありふれた事の一端に過ぎないのかもしれせん。

 誰にもどこにも当てはまる当たり前のことなのかもしれません。

 ただそれがどうしようもなく非現実的な事実がすべてを、平穏を奪い去ります。

■ もはや
 彼らは人であって、もはや人ではない・・・・・・のかもしれません。

 平穏を望む者たち、平定を求める者たちの未来は――

■ そして
 ついに過去から現在が繋がり、彼らも動き始めました。

 あの事件から15年。

 空白の15年間は彼らに何をもたらしたのでしょうか?

■ 評価として
 星4つです。まだ始まったばかりなので様子見といったところです。これからが楽しみですね。

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