彼女は戦争妖精(1)
- 作者: 嬉野秋彦,フルーツパンチ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/08/30
- メディア: 文庫
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■ ストーリー
近所の子供たちから幽霊屋敷と呼ばれる蔦が張り巡っている館にほぼ一人暮らしをしている宮元伊織に不思議な贈り物が届いた。
それは世界をブラブラと旅をし現在行方不明になっている父からのものだった。
7年も前に父が外国から送り、何かの手違いで倉庫の隅に眠ったまま放置されていたものが倉庫の老朽化で破棄されるときに偶々発見されたものらしい。
その箱を開けると何故か中には黒い棺が入っており、そしてその中には一体の美しい金髪の人形が入っていた。
しかし、それに触れると人間らしい柔らかな感触と暖かな熱を伝えてきた。
そして彼女は目を覚ます。
宮元伊織は気付かない。
彼女が戦争妖精《ウォーライク》という存在であることに。
これから巻き込まれる争いに。
■ なんだろう
そこはかとなく面白い、といった感じがしました。
個々で見ると普通の枠に収まってしまいそうなのに見事に総和が取れていて隙が無い感じがしました。
■ 宮元伊織
本作の主人公さんですが、高校一年生とは思えないほど非常に大人びていますね。
まあ、あの家庭環境ではそうならざるを得なかったのでしょうが非常にさっぱりはっきりしています。いい意味でも悪い意味でも。
でもその性格が新鮮に感じます。
決断力は人一倍強く、人情も人並みに厚く、しかし現実の関係のどこか一線を引いている。
彼の心は何処に行き、何処にあるのでしょう?
■ クリスタベル
とりあえず、
∩ ( ゚∀゚)彡 幼女!幼女! ⊂彡
以上。後、妖精だったり色んな力を持ってたりしますが、それらはおまけです(嘘)。
かわいい、かわいいよクリスタベル。可愛い(愛らしい)は正義かもしれない。
全然説明になってないけどこれでいいや。
■ とまあ
キャラ紹介してみましたが、いいところを挙げてと言われるとなかなか難しいんですよね。
さっきも言いましたが、なんというかこの作品が調和が取れていて過不足の無い感じが心地いいんですよね。
この感覚はなんだろう?
・・・・・・なんか考え付いたら追記します。
■ というわけで
説明不足な星4つ。でも、星4つでいいと感じてしまう不思議な作品でした。
でも、急いで作った感があるので帰ってきたら書き直す予定です。